23区ですが、、。(練馬探訪)
23区ですが、、。(練馬探訪)
まち塾という会があり参加してみた。
満席の会場は年配の男性が多かったが、
15歳の女子高生が一人熱心にメモをしながら聞いていたのが印象に残っている。
地域の古い写真が大きく引き伸ばされ、会場の壁をうめつくすように展示してあった。
やる気満々だ。。
1枚の写真を見ると、
辺り一面に林が広がり、ずーっと向こうまで見渡せる一本道が続いていた。
ザラザラっとした白黒の粒子が住宅街の遠い記憶を印画紙に焼き付けているようだった。
別の写真には県境をあらわした立派な2本松。
残念ながら今は存在しない。
松の木が境の印とはカッコいいな〜と感心。
キャプションの続きを読みすすめた、
”よく調べると本当の県境はこの木からもっと奥の方に離れていた”。
おおらかだ。景色と一緒だ。
参加者のお話が次第に盛り上がり、
このあたりで松茸が採れていたことや、
しめじを採って朝のお味噌汁に入れたこと、、。
藤沢周平さんの散歩道は?
大きな樽のある公園で樽から出られなくなった子供の話、、。
芝生を作っていた畑で野球をして怒られた話。
それから、ご用聞きのお仕事の話。。
家に伺うのでよそ様では話せない情報を沢山持っていたそうで。。。
あれやこれや話が出てくるうちにアッという間の2時間。
この会で狸の標識のことを知った。
10年程前に狸を自宅の庭で目撃したお話があった。
狸は昆虫を食べるそうだ。残骸が残っていることで昨晩いたな、、と判ったらしい。
だが、最近の目撃情報はでてこなかった、、。
練馬区、大泉学園中央公園の入り口近くにこの標識は立っている。
23区内では唯一ではないか?との声もある。
実際に見ると、ちょっと嬉しい気持ちになった。
今はいないけど、もしかしたら?
熱上がる会場『 まち塾 』 写真 幸田森
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コメント
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狸穴(まみあな)
練馬まちづくりセンター所長の小場瀬です
HPを拝見。
先日の大泉学園町まち塾を取りあげてくださりありがとうございました
ご指摘のように23区で「狸の看板」があるのは練馬区だけでしょう
先日の塾の時、「狸の親子が穴」からぞろぞろと出てきたという話で
港区の麻布にある「狸穴町」のことを思い出し
インターネットで調べてみたら、坂の名前では残っているようですが
町名としては無くなってしまっているようでした
大泉学園町の道に名前を付けるならば
「狸穴通り」なども候補になるのではないでしょうか
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Re: 狸穴(まみあな)
小場瀬さんコメントを頂きありがとうございます。
狸穴(まみあな)雰囲気がある読み方がいいですね。
街の歴史が通りに刻まれることで、
由来を辿る旅がイメージできそうです。
子供達にも身近な歴史を残すことは重要だと思います。
まち塾面白いですね。