幸田森オフィシャルサイト

ガブリエル・オロスコ展へ

ガブリエル・オロスコ展へ

Gabriel Orozco
↑Click Please!!

先週末、
ガブリエル・オロスコ展(内なる複数のサイクル)を見に東京都現代美術館へ、。
1962年生まれのメキシコ人現代美術作家。
同時代を生きるものとしてモチーフの選択などが自分なりに身近に興味が持つ事ができた。
現代に生きる作家なので現代美術でいいのだろうけれど、
そういうカテゴリーが必要なのかな?と展示を見て思えた。
むしろ、とてもアカデミックに美術を捕らえているのではないだろうか?
手と頭の連動で、ものを作っている感じが良く伝わってくるタイプの作家だと思う。
もちろん、全て理解しているとは思えないけれど、
見る側の介入の余地が大きくとられているように感じた。
何となくではあるが、南米の出身者に親近感を覚える。
特別大きなもので空間を埋めるような意識ではなく、(そんな感じがいい)
主に作家が日常的に作っているサイズの写真や絵や彫刻を広い展示場にちりばめられている。

『内なる連続』のシリーズがとても良かった、鉛のような黒光した画面は、鉛筆のドローイングのようにも見えたが、、?あの色味を作り出す時間と画面を決めていく緊張感がなんとも、なんともなのです。

『 La DS 』 (シトロエン)は最も大きな作品だが、あくまでも日常的に利用している乗り物を一つの道具(素材)として見立てて、シトロエンを三枚におろして2枚引っ付けるみたいな、、ガラスまでが美しくきめ細やかに接合されていた。座席が大真面目に一列に並び2人乗りに。5歳の息子がとてもウケていた。

『ピン=ポンド・テーブル』上空から見ると4つばのクローバーのような形をした4面のピンポン台。は実際に息子と温泉宿よろしくやってみた。
高い天井と静かな広い空間にカッコン、コン、カッコンが響き渡る。
数名のギャラリーに気が引けつつも、
美術館も開放的になってきたようだ、、、。

展覧会は5月10日(日)迄

a:1142 t:2 y:1

コメント



認証コード7416

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional