幸田森オフィシャルサイト

あ〜、中村橋

あ〜、中村橋

画像の説明

あの、テレ東アド街で今日は中村橋だった。
黙ってはおられぬ、、。
随分と思入れのある場所なので、
テレビを見ながら、取材の限界が見えるぞ、、とツッコミを入れていた。

面白半分でおらが街をとりあげられているようで、
愛着のある人間からしたら余計なお世話といった感じだ。
メジャー気取りのものに、決してふれられることなく、
己の思うように歩いてきた街に感想などしゃらくせー。
パリよりも、まして青山なんぞになぞらえられるとは世も末だ。。
どこで、茶を湧かしたろうか?
中村橋をなめたらあかんぜよ!
なんか、照れるし見てられない。。

と、ところで上の写真は今年7月の船越保武さんの展覧会。
会場は中村橋にある練馬美術館。。
夏の忙しさにブログでアップしそびれていたものです。

美しい色の石を彫り、現代のグラビアのような眼差しで美しい女性が次から次に浮かび上がってくる彫像郡。。(会場写真はNGの為ポスターのみ撮影)
均整のとれた健康美の女性像がその空間を彩っていました。。
展覧会場を進んでいくうちに唐突に異様な彫刻と対峙した。

ゴルゴダと表記された作品だった。
グラビアの要素は全くない。内側からえぐられ、叫びが聞こえてきそうな男性像。
外見的には目がどのようか?口はどうなっているか?不確かな造形だった。。

作者が脳梗塞を患い、本来の技術とは異なる表現で
あのような心に響いてくる作品をうみだしたようだ。

女性の美を歌い上げる技量も素敵だったが、
病のなかで不自由になったにも関わらず、向っていったその表現には感服した。
天命を受けて戦った絶妙な造形のバランスは目の表面でなく別のところに響く感じだった。

とても印象に残る作品だ。

練馬美術館の外部にも色々な工夫が施され、
駅から展覧会の案内のお洒落なフラッグがあったり、憩いの場所に演出ができたり、明らかに私が住んでいた数年前とは変化していた。
きっと、想いのある人がこの地に現れ、刺激を受けて皆で花開かせているのだと思う。

酔っているのでもう一度、
中村橋をなめたらいかんですき〜に!!

a:1128 t:1 y:0

コメント



認証コード1463

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional