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Nagasaki Prints !!

Nagasaki Prints !!

Nagasaki print

梅が散りはじめ、ハクモクレンが咲く、辺りの木にはまだ枯れ枝が目立っている。
連休中に長崎版画を見に板橋美術館に伺った。
鎖国した日本唯一の異国への覗き穴、出島は1571年キリシタン大名の大村純忠によって開港された。
日本人が興味津々に覗き込んでいた。
といっても、塀に囲まれた居住区は実際に庶民が見ることは難しく、
版画を描くものが代わりに中の世界を見て伝えていたようだ。
写真の代わりに記録的な要素を担っていたのが版画だった。
雑誌のグラビアページにも似た要素が感じられた。

ギアマン、ビードロ、魯西亜(ロシア)、ストーンボート(蒸気船)、遠眼鏡(望遠鏡)

情報が少なかったことで、外国の文化が想像以上に刺激的であったであろうことが羨ましく思えた。

出島を奪う計画でイギリスがオランダ船になりすまし、象を伴って3ヶ月停泊したが、
象が出島から出ることなく帰還した。と象の版画に説明があった。
象の絵は呑気だった反面。狡猾なイギリスに狙われた日本。
当時の統治能力が高くて手が出せなかったのでは?
と推測できるが、危ない事実だ。

1791年に若杉五十八が描いた『鷹匠図』はプルシャンブルーを使用した西洋画風の作品。
西洋画方取得の経路が不明とあった。
なんとも不思議な油絵のようなもの、、?
これが日本の洋画第1作目ではないか???
経路が不明の文字に心乱される快感。。

シーボルトと思われる洋人飲酒図。。
遊女と楽しげに酒を嗜んでいる西洋人が扇型の紙に描かれていた。
この遊女は後に結婚相手になる其扇(そのぎ)と推測される旨、記されていた。

不倫やら、盛り土やら、、なんやら、ミサイル4発やら、弾劾やら、、盗聴やらやら、、金髪カツラやら
もうちょっと情報が見えなくなればいい。。

板橋美術館の周りを歩くとこのような景色。
何故か坂が多く東京らしからぬ自然が残っている。
軽いトレッキング練習場のような感じ。
美術館は小さくとも楽しめ、休みでも混まずゆっくりと過ごせた。
来る度に、ここは東京?と思いつつ雰囲気を楽しんでいる。

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