『 酔ってそうらえど 』筆・幸田森
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2019.02.20
信じ、続けてゆく力
15の春、暫く緩い時間を過ごしていた。受験からの解放、他中学の新しい顔に馴染んでいきつつ、ハルウララ。まだ、オタクという言葉は存在していなかったが、美術高校に入った私の目の前にはウロウロしてい…
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2018.10.18
備前をたずねて vol.2 『 轆轤を廻す手 』
淵にかかったひび割れやみずもに映る光、堆積する粘土。絵画のマチエールのようだ。工房で備前の土は丁寧に扱われていた。未使用の粘土は長さ1メートルほどの棒状で、男性の大人が両手に包めるくらいの円…
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2018.10.05
備前をたずねて vol.1 『 登り窯 』
妻の実家、岡山に帰省する度に備前焼や倉敷グラスをちょっとだけ東京に持ち帰えっていた。いつもの料理が備前焼の上にのるだけで暖かく美味しそうに見えるのが不思議だ。小振りの倉敷ワイングラスで赤を頂…
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